

≪早発閉経(そうはつへいけい)≫
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病気の概要
◆ 早発閉経(そうはつへいけい)とはどのような病気のことでしょうか?
◇ 閉経は1年以上月経が停止した状態を言います。歳を重ねるごとに、卵巣にある卵胞が減少し、やがて消滅します。卵胞の消滅とともに月経も停止します。一般的に40歳代半ばから50歳代半ばごろに閉経が訪れます。それよりも早い時期(20~30歳代)で閉経が訪れることを早発閉経(そうきへいけい)と言います。
また、ストレスやダイエット等によって、長期間月経が無くなることもありますが、検査をすると、女性ホルモン値が正常に近く、卵巣に卵胞があり、早発閉経とは異なり、何らかの原因で月経が止まっているケースが多く見られます。
◆ 何が原因で早発閉経になるのでしょうか?
◇ はっきりとした原因は分かっていません。遺伝的なもの、自己免疫異常によるもの、卵巣の手術や放射線治療、化学療法による卵巣機能低下などと考えられています。
症 状
◆ 早発閉経はどんな症状が出てくるのですか?
◇ 月経がなくなると、女性ホルモンも分泌されなくなります。女性ホルモンが欠落すると、更年期障害の様な症状が現れます。具体的には、自律神経調整機能の変化に伴う、ホットフラッシュと呼ばれるほてり・のぼせ・多汗や、頻脈、息切れ、動悸、めまい、血圧の変動、耳鳴り、胃腸の不調(下痢・便秘)、尿失禁、頭痛、肩こり、腰痛、関節痛、微熱、皮膚の乾燥、かゆみ、疲労感、など。また、精神的症状として、情緒不安定、不眠、イライラ、不安感、あせり、抑うつ感などです。
また、早発閉経になると、妊娠することが難しくなりますが、可能性が無いわけではないので、早めに専門医に相談しましょう。
病院での検査と治療方法
◆ 先生! 検査や治療はどのように行われるのですか。
◇ (1)検査は、まず問診によって症状と月経の経過を伺います。次に、卵巣の機能を確認するため、血液検査(女性ホルモン検査)を行ないます。検査による痛みはほとんどありません。
(2)主な治療法は、ホルモン補充療法です。妊娠を希望していなくても、長期間女性ホルモンが欠落していると骨粗鬆症や心血管疾等になりやすいので、女性ホルモンの補充は必要になります。
また、妊娠を希望している場合、ホルモン補充療法に加え、排卵誘発薬を用います。
症状と病態にあわせた専門医師による適切な治療を早めに受けて下さい。決して怖がることはありません。
なお、不安や疑問のある方は、診療時間内に下記まで、お電話でお気軽にご相談下さい。
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