病気・症状 事典
5.メディカル用語事典
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)
1.メタボリックシンドロームとは
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を引き起こし易いのです。まだ"病気"とは診断されないケース、例えば、血糖値や血圧が少し高い場合でも、動脈硬化が急速に進行してしまいます。
日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中です。この内、心臓病と脳卒中は、動脈硬化が要因となるものですから、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)には注意が必要なのです。
2.メタボリックシンドロームの診断基準
(1)内臓脂肪の蓄積
腹囲(へそ周り) 男性 85cm以上 女性 90cm以上
があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
(2)脂質異常 内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目
[email protected]中性脂肪 150mg/dL以上
?AHDLコレステロール 40mg/dL未満 のいずれかまたは両方
(3)高血圧
最高(収縮期)血圧 130mmHg以上
最低(拡張期)血圧 85mmHg以上 のいずれかまたは両方
(4)高血糖
空腹時血糖値 110mg/dL以上
心当たりのある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
