病気・症状 事典
5.メディカル用語事典
周産期母子医療センター
1.周産期母子医療センターとは
周産期(妊娠22週から生後満7日未満までの期間)を対象とした、産科と小児科(新生児科)が組み合わさった医療施設です。この施設が整備された背景は、周産期前後は母体や胎児、新生児の生命に関わる事態が発生する可能性があるため、緊急事態に備えて、産科や小児科、関係診療科の総合的な体制が必要であるからです。
2.種 類
周産期母子医療センターは、施設などの状況によって、次の2つに分けられます。
[email protected]総合周産期母子医療センター:母体・胎児集中治療管理室(M-FICU)含む産科病棟、および、新生児集中治療管理室(NICU)、麻酔科、その他の関係診療科目を備え、常時、母体・新生児搬送受入体制を有す医療機関
?A地域周産期母子医療センター:産科・小児科(新生児科)を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を常時担う医療機関
3.状 況
東京都の周産期母子医療センターは、全部で25施設(総合:13施設、地域:12施設)、周産期連携病院は11施設、NICUは294床あります(平成26年4月1日現在)。
*周産期連携病院:東京都では、周産期母子医療センターとの連携の下、ミドルリスクの妊産婦に対応する施設を「周産期連携病院」として指定しています。
